<body> 天使のあとがき



□ テレビでは伝えきれなかったこと □


『虹色ほたる』が証明したもの
〜 今を生きるきみへ 〜


皆様、大変長らくお待たせ致しました。
ついに、ついに、夢が叶います。『虹ほた』がアニメ映画化決定です。しかも超豪華スタッフ揃い。主題歌があのユーミンの書き下ろしだなんて信じられますか!?

書籍刊行から約五年、ネットでの連載時から数えると、実に八年もの歳月を経ての念願達成です。ネット小説から出版、そして映画化。巷ではどうもシンデレラ扱いされているようですが、私は♂だしそんなんじゃないし地獄の天使と呼ばれるような漢になるのが若い頃からの(以下略

これもひとえに、応援してくださった読者の皆様のお蔭であり、感謝の気持ちでいっぱいです。無謀の極みとも言えるこの『有言実行魔(笑)』をずっと温かく見守ってくださって、本当に本当にありがとうございました。

この『虹色ほたる』は、言うなれば現代日本に対する私なりの挑戦状でした。
もしもこの物語が受け入れられない世の中だとしたら、この国に明るい未来はないのではないか、ヘタすりゃ終焉に向かっているんじゃないのか、という危惧の念さえ抱きながら勝負をかけたわけです。もちろん、終わるなんていやです。冗談じゃない。だからひたすら自分を信じ、必死に勝つための努力をしました。

そして私は、この八年間、自ら生み出した『虹色ほたる』を自ら実践し、今ここに、その存在を自ら証明するに至りました。

物語中で、ユウタは約束を守り、さえ子は信念を貫きます。
その結果が奇蹟を起こした――そう。奇蹟は偶然起きたのではなく、彼ら自身が必然的に「起こした」のです。はい、思い出しましたね。

『今』を懸命に生きた時、輝かしい未来は自ずとやって来る。by青天狗



虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜 (以下『虹ほた』)は、
最終的に映像化を目指しています。



出版化チャレンジ時点から、くどいほどに出てきたこの宣言。
恐らく当初は誰の目にも滑稽に映ったことでしょう。
実力もない、怖いもの知らずな、究極ド素人のタワゴトです。
それは私自身が一番よく分かっていました。
奇蹟でも起こらなきゃ無理に決まってる。まったくその通りだと思います。

だから奇蹟を起こしてやりました。

ファンタジーだから、作り話だから、ご都合主義で上手くいき過ぎる。
安っぽい子供だましだ。現実はそうはいかない……

いいえ、決してそんなことはありませんでしたよ。これは紛れもない現実です。
望みどおりの結末を迎えられる可能性は、現実的にゼロじゃなかった。それどころか考えてみたら確率は50/50、どっちに転がったっておかしくない。それなのに、端からオールプラスの可能性というものを否定してしまうのは寂しすぎます。世に溢れている、飾られた『大人だまし』に侵され魂を奪われてやしませんか。

どんな自分になりたいか、どんな夢を叶えたいか。自分の思い通りになったら、どんなにか素晴らしいだろう。それが私の原点です。思いが強ければ強いほど、その可能性は無限大に近くなる。

そこに決して『負け』は発生しません。
なぜなら、勝つまで絶対に諦めないからです。

ある時、ふと頭に疑問が浮かびました。
なぜ、この合理主義一辺倒の現代社会においても尚、『心』などという目に見えないものが、未だにまかり通っているのか。

それは、人間が、夢を持って生きていたいと願う動物だから、ではないでしょうか。
そして、『心』というファンタジーを、本当は皆どこかで信じていたいから、ではないでしょうか。

これを読んでくださった、特に少年少女の皆さん、どうか、その夢を諦めないでください。 大人たちのクールな声にはありがたく耳を傾けつつも、自分自身の力で、本気で、生きてみてください。

世の中のあらゆるヒトやモノすべてが自分の敵であり、そしてすべてが、きみの味方です。 野球をやったらイチローには勝てないし、走ったら重友選手においてかれるし、カッコつけたってキムタクにはかなわず、AKBにはなれないかもしれないけど、自分で決めた夢を、自分の望み通りに叶えられる可能性は、いつもきみのその心の中にあります。

しかもそれは、あの果てしない宇宙の広さと同じ、いや、もしかしたらそれ以上、
無限大に――


          (=´ω`=)y─┛~~  ふー……               


というわけで、あとがきも10回目を迎えました。 キリもいいので、これでひとまずピリオドを打ちたいと思います。が、『虹ほた』はまだまだ無限の可能性を秘めている気がしますし、これからも変わらず、私も『今』を生きていくつもりです。
この先、どういう奇蹟を見せてくれるのか、考えただけでワクワクしますね。ずっと一緒にワクワクしてもらえたら嬉しいです。心強いです。


心は無限。

『虹ほた』に出逢ってくださった誰もがみんな、幸せでありますように。

みんなの願いが、叶いますように。



どうか皆様、『虹色ほたる』を、永遠に宜しくお願い致します!!



2012・二月吉日
虹色ほたる@エンヂェル



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